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現代自の米電池工場、作業員拘束で操業開始2─3カ月遅れ=CEO

2025年09月12日(金)09時31分

9月11日、韓国の現代自動車が同電池大手LGエネルギー・ソリューションと共同出資する米ジョージア州の電気自動車(EV)用電池工場は、先週に作業員が不法就労の容疑で身柄を拘束された問題によって操業開始が少なくとも2、3カ月遅れる見通しだ。写真はホセ・ムニョスCEO。ニューヨークで4月撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)

Nora Eckert

[デトロイト 11日 ロイター] - 韓国の現代自動車が同電池大手LGエネルギー・ソリューションと共同出資する米ジョージア州の電気自動車(EV)用電池工場は、先週に作業員が不法就労の容疑で身柄を拘束された問題によって操業開始が少なくとも2、3カ月遅れる見通しだ。現代自のホセ・ムニョス最高経営責任者(CEO)が11日明らかにした。デトロイトで開かれた自動車関連のイベントの傍ら取材に応じた。

現代自のトップが作業員拘束問題後に公の場で発言するのは初めて。電池工場はEVを生産する総額76億ドルの複合施設の一部で、今年終盤に稼働を開始する予定だった。

ムニョス氏は、ニュースを聞いて驚き、すぐに現代自の作業員が関与しているのかどうかを確認。摘発の中心となったのが主にLGのサプライヤーに雇用されていた作業員であることが分かったと経緯を説明した。

また、自動車用電池工場が立ち上げ段階でこうした作業員を雇用するのは一般的だと指摘。工場の建設段階では専門的な人材が欠かせないが、米国では確保できない技能や設備が多くあるとした。

ロイター
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