エフィッシモ、太平洋工業株を買い増し 9.35％に

Kentaro Okasaka

［東京　１１日　ロイター］ - アクティビスト（物言う投資家）として知られるエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが、太平洋工業の株式を買い増し、保有比率を９．３５％に引き上げたことが１１日提出の変更報告書で判明した。報告義務発生日は９月４日。７．７４％保有を９日に報告したばかりで、徐々に保有比率を高めている。

トヨタ自動車向けなどの自動車部品を手掛ける太平洋工業は、非公開化を目的とするＭＢＯ（経営陣が参加する買収）の一環として株式公開買い付け（ＴＯＢ）を実施中。８日にＴＯＢ期間を９月２４日まで延長している。

エフィッシモは株式の保有目的を引き続き「投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。