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メルセデス・ベンツ、厳しい中国市場で「量より質」戦略維持

2025年09月08日(月)13時10分

 9月8日、メルセデス・ベンツは、主要市場の中国において量より質を重視する戦略を維持する方針だ。写真は7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Christoph Steitz Christine Uyanik

[ミュンヘン 7日 ロイター] - ドイツ自動車大手メルセデス・ベンツは、主要市場の中国において量より質を重視する戦略を維持する方針だ。オラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)がミュンヘンで開催されるIAA自動車ショーを前にロイターのインタビューで語った。

中国では激しい価格競争により、顧客がより安価な国産車へ移行する傾向が強まっており、同社の市場シェアは低下している。

ケレニウス氏は、7日に披露した新型電動SUV(スポーツタイプ多目的車)「GLC」が、中国自動車市場で失った地歩を取り戻す上で重要な役割を果たすと説明。「これは当社の中国顧客がまさに求めているものになる。確かに価格はやや高めの設定だが、GLCのファンなら価格面は安心できるだろう。現在のGLC顧客もEVのGLCに違和感なくなじめるだろう」と期待を示した。

独高級スポーツ車メーカーのポルシェと同様にメルセデス・ベンツも中国市場で、シェアは低下しているが利益率は高水準を保っている。同社の2025年第2・四半期の販売台数は14万0400台と、前年同期比19%減少した。

ロイター
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