三菱商事、洋上風力発電計画から撤退検討 秋田沖など3海域

三菱商事は２７日、秋田県と千葉県両沖の計３海域で計画していた洋上風力発電事業について、「撤退も含めて取り得るあらゆる選択肢を検討している」と発表した。写真は２０２０年２月、東京で撮影（２０２５年　時事通信）

［東京　２７日　ロイター］ - 三菱商事は２７日、秋田県と千葉県両沖の計３海域で計画していた洋上風力発電事業について、「撤退も含めて取り得るあらゆる選択肢を検討している」と発表した。撤退する調整に入ったとの一部報道を受け、コメントを出した。現時点で決定した事実はないとしている。

三菱商事は２月、円安や供給網の逼迫、金利上昇など洋上風力業界を取り巻く環境が世界的に大きく変化しているとし、事業性を再評価していると発表。５２２億円の減損損失を計上した。

同事業には中部電力のグループ会社なども参画している。