ニュース速報
ビジネス

米当局、テスラ事故報告書の遅れを調査 数カ月経過「多数」

2025年08月22日(金)10時21分

米道路交通安全局(NHTSA)は21日、米電気自動車(EV)大手テスラが高度運転支援システムや自動運転車が関与した事故の報告書を遅れて提出している問題を調査すると発表した。写真は2021年5月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Carlo Allegri)

David Shepardson

[ワシントン 21日 ロイター] - 米道路交通安全局(NHTSA)は21日、米電気自動車(EV)大手テスラが高度運転支援システムや自動運転車が関与した事故の報告書を遅れて提出している問題を調査すると発表した。

事故発生から数カ月以上経ってテスラが事故報告書を提出した事例を多数確認したという。

NHTSAは4月にルールを見直し、企業が事故の通知を受けてから1─5日以内に報告書を提出することを義務付けた。

同局は遅れの原因、範囲、テスラが策定した対応策を評価するため調査を開始するとした。

テスラはコメント要請に応じていない。

NHTSAは昨年10月以降、道路の視界が低下した状況でのテスラ車の衝突事故について調査している。2023年の死亡事故を含む4件の衝突事故が報告されたことを受けたもので、高度運転支援システム「フルセルフドライビング(FSD)」を搭載したテスラ車240万台が対象だ。

また今年1月には、遠隔操作機能に絡む衝突事故の報告を受けて260万台を対象とした調査も開始した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

再送-J&J、米製造拠点に20億ドル投資へ 富士フ

ワールド

トランプ政権、米投資拡大する企業の株式取得は考えず

ワールド

イラン産原油取引に関与したネットワークと船舶に制裁

ビジネス

エヌビディアCEO、TSMC訪問 中国向け新型半導
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
2025年8月26日号(8/19発売)

中国の圧力とアメリカの「変心」に危機感。東アジア最大のリスクを考える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自然に近い」と開発企業
  • 2
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精神病」だと気づいた「驚きのきっかけ」とは?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 5
    「このクマ、絶対爆笑してる」水槽の前に立つ女の子…
  • 6
    夏の終わりに襲い掛かる「8月病」...心理学のプロが…
  • 7
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 8
    3本足の「親友」を優しく見守る姿が泣ける!ラブラ…
  • 9
    米軍が長崎への原爆投下を急いだ理由と、幻の「飢餓…
  • 10
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 1
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 2
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 3
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人」だった...母親によるビフォーアフター画像にSNS驚愕
  • 4
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 5
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 6
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 7
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 8
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 9
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 10
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中