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米国の成人糖尿病患者、4人に1人がGLP-1受容体作動薬を使用

2025年08月14日(木)14時16分

 8月14日 米疾病対策センター(CDC)が14日発表したところによると、国内では昨年、成人の糖尿病患者の4人に1人以上が注射タイプのGLP-1受容体作動薬を使用していた。写真はオゼンピックとマンジャロの箱。2023年3月、米ユタ州プロボで撮影(2025年 ロイター/George Frey)

Bhanvi Satija

[14日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)が14日発表したところによると、国内では昨年、成人の糖尿病患者の4人に1人以上が注射タイプのGLP-1受容体作動薬を使用していた。

広く使われ、効果的なイーライリリーの「マンジャロ」とノボノルディスクの「オゼンピック」が2型糖尿病の治療薬として米国で承認されている。それぞれ「ゼップバウンド」、「ウゴービ」として減量用に販売されており、他の疾患についても試験が行われている。

報告書によると、GLP-1受容体作動薬の使用は50─64歳の33.3%が最も多く、このグループの疾病負担がより大きいことを反映している。

18─34歳では25.3%が使用しており、65歳以上では20.8%だった。

今回のデータは対面と電話による追跡調査を基にしたもので、2024年の年次調査参加者に初めてGLP-1受容体作動薬の使用状況を尋ねたという。

GLP-1受容体作動薬は血糖値を調節し、消化を遅らせ、満腹感を長く持続させるホルモンの働きを模倣するもの。イーライリリーとノボノルディスクは、1カ月分の定価が約1000ドルとなる同薬のコストについて批判に直面している。

ロイター
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