日経平均は上げ幅拡大、500円超高 好決算銘柄への買い継続

8月13日、日経平均は上げ幅を拡大し、堅調な展開となっている。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 13日 ロイター] - 日経平均は上げ幅を拡大し、堅調な展開となっている。現在は前営業日比約560円高の4万3200円台後半と最高値圏を維持。TOPIX(東証株価指数)も連日の史上最高値となっている。指数寄与度の大きい半導体株の一角が引き続き買われているほか、好業績銘柄の上昇が続いており、相場を支えている。市場では「第1・四半期の決算が想定ほど悪くなかったことが支援材料となっている」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれる。
一方、日経平均は5営業日で2500円近く値上がりしており、「短期的な過熱感も意識され、いつ下落に転じてもおかしくはない」(同)との指摘もあった。
セクター別では、精密機器が堅調、サービス、電気機器などもしっかり。半面、鉱業が軟調で、陸運、食料品なども弱含みとなっている。
個別では、横浜ゴム、サンリオが大幅高。前日に業績見通しの引き上げを発表した松屋フーズも堅調。一方、ソフトバンクグループは1%超安。キリンホールディングス、サッポロホールディングスも安い。