オリンパス、26年3月期営業益予想を下方修正 米ＦＤＡ輸入警告など反映

　８月８日、オリンパスは２０２６年３月期通期の連結営業利益予想（国際会計基準）を１５００億円から前年比１６．３％減の１３６０億円へ下方修正した。写真は同社のロゴ。２０１６年１０月、リスボンで撮影（２０２５年　ロイター/Rafael Marchante）

［東京　８日　ロイター］ - オリンパスは８日、２０２６年３月期通期の連結営業利益予想（国際会計基準）を１５００億円から前年比１６．３％減の１３６０億円へ下方修正した。ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１７人の予想平均１５１９億円を下回った。

米国の関税や同社製医療機器の一部に米国食品医薬品局（ＦＤＡ）が発出した輸入警告の影響を考慮した。同社は６月、輸入警告に関連し「指摘事項に迅速に対応し、当社製品が高い品質基準を満たすよう全力を尽くす」とのコメントを発表している。現在までにＦＤＡの懸念事項に対するコミットメントの９６％を完了しているとした。