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独VW、関税で上期15億ドルの打撃 通期見通し下方修正 

2025年07月25日(金)16時56分

 7月25日、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、関税で上半期に13億ユーロ(15億ドル)の打撃を受けたと発表した。ニューヨークで4月16日撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)

Rachel More

[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は25日、関税で上半期に13億ユーロ(15億ドル)の打撃を受けたと発表した。

通期の売上高と営業利益率の予想を下方修正した。同社がトランプ米大統領の貿易戦争の影響を明らかにしたのは初めて。

通期の営業利益率の予想は従来の5.5─6.5%から4─5%に引き下げた。売上高の予想も従来の「最大5%増」から前年並みに修正した。

VWは、関税率が年内据え置かれた場合、業績が予想レンジの下限にとどまると指摘。関税率が10%に引き下げられれば予想レンジの上限に達するとの見方を示した。関税を巡る「不確実性が高い」としている。

第2・四半期の営業利益は前年同期比29%減の38億ユーロ。関税やリストラ費に加え、利益率の低い完全EV(電気自動車)の販売が増加した。

ロイター
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