日経平均は3日ぶり反落、一時400円超安 急騰の反動で利益確定優勢

7月25日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比370円11銭安の4万1456円23銭と、3営業日ぶりに反落して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Hiroko Hamada
[東京 25日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比370円11銭安の4万1456円23銭と、3営業日ぶりに反落して取引を終えた。日経平均は前日までの2営業日で2000円超上昇した反動で、利益確定売りが先行。指数寄与度の大きい銘柄の一角や主力株が売られ、一時400円超下落した。一方、決算発表を受けた個別物色の動きもみられた。
日経平均は前営業日比65円安と軟調にスタートし、下げ幅を拡大。主力銘柄の下げが指数を押し下げる形となったほか、信越化学など決算内容を嫌気した個別株の売りも重しとなった。週末を控えたポジション調整の動きもみられ、後場には436円安の4万1389円79銭まで下落する場面があった。為替がやや円高方向に振れたことも重しとなった。
一方、プライム市場では5割の銘柄が値上がりするなど、全体的に売りが広がる展開にはならなかった。
足元の日経平均は、日米関税交渉の合意による景気懸念の後退で順調に水準を切り上げてきた。市場では「4月頃にみられたような上昇トレンドに向かえば、テクニカル面では5日移動平均線が位置する4万0800円近辺が下値めどとして意識されそうだ」(国内証券・ストラテジスト)との指摘が聞かれた。
一方、いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏は「当初の想定から関税率が引き下がったとは言え、(関税が)業績の重しになることに変わりはなく、短期的に買われすぎな面もあるのではないか」と話す。日経平均が一段と上値を追うためには、「企業の決算発表で良好な内容が確認されるなど、追加材料が必要だろう」(及川氏)という。
TOPIXは0.86%安の2951.86ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.86%安の1519.29ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆5512億0400万円だった。東証33業種では、倉庫・運輸関連、海運、鉱業など11業種が値上がり、化学、鉄鋼、輸送用機器など21業種は値下がりし、非鉄金属は変わらずだった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.37%高の762.29ポイントと4日続伸した。
前日、グロース市場に新規上場したフラーは公開価格の4.44倍の5200円で初値を付け、5420円まで上昇。4500円で取引を終えた。
個別では、前日に公表された決算内容が嫌気され、信越化学工業が9%超安、三菱自動車工業が7%超安となった。一方、ディスコは3%超高、フジクラは1%超高だった。
指数寄与度の大きいファーストリテイリングは1%超安。ファナック、ダイキン工業など主力銘柄も安かった。前日に米投資会社による大量保有が分かったマネーフォワードは15%超高となり、値上がり率第2位だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり745銘柄(45%)に対し、値下がりが818銘柄(50%)、変わらずが62銘柄(3%)だった。
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