米当局、パラマウントとスカイダンスの合併を承認 84億ドル

7月25日 米規制当局は24日、メディア大手パラマウント・グローバルと映画製作会社スカイダンス・メディアの84億ドル規模の合併を承認した。写真はパラマウント・ピクチャーズのロゴ。2023年9月、ロサンゼルスで撮影(2025年 ロイター/David Swanson)
Dawn Chmielewski David Shepardson Lisa Richwine
[24日 ロイター] - 米規制当局は24日、メディア大手パラマウント・グローバルと映画製作会社スカイダンス・メディアの84億ドル規模の合併を承認した。
これにより、スカイダンスはCBSテレビネットワーク、パラマウント・ピクチャーズ、ニコロデオン・ケーブルチャンネルなどパラマウントが持つなエンターテインメント資産を取得する。
パラマウントは今月初め、昨年10月に放送したカマラ・ハリス副大統領(当時)のインタビューを巡ってトランプ大統領が起こした訴訟で和解。1600万ドルの和解金を支払った。これを受け、同社が事実上、合併の承認を得るために金銭を支払ったとの批判の声が上がっている。
連邦通信委員会(FCC)は合併を2対1で承認した。承認したのは2人とも共和党だった。
トランプ氏が指名したFCCのカー委員長(共和党)は、FCCが次期オーナーから公平なジャーナリズムに尽力するという確約を得たと述べた。
合併に反対したアンナ・ゴメス委員(民主党)は、パラマウントがトランプ政権に「卑怯な屈服」をしたと非難した。
また、FCCが「ニュースルームの決定に対して前例のない統制」を課している と述べた。