ニュース速報
ビジネス

ネスレ、ビタミン事業見直しへ 上期売上高は予想上回る

2025年07月24日(木)18時27分

7月24日、 スイスの食品大手ネスレは買収や為替変動の影響を除いた上半期のオーガニック売上高が前年同期比2.9%増となったと発表した。スイス・オルブの同社施設で2024年2月撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)

[ロンドン 24日 ロイター] - スイスの食品大手ネスレは24日、買収や為替変動の影響を除いた上半期のオーガニック売上高が前年同期比2.9%増となったと発表した。

市場予想の2.8%増を上回った。

ビタミン・ミネラル・サプリメント事業について、業績不振の一部ブランドの売却も視野に入れた戦略的見直しを開始したことも明らかにした。

「ネイチャーズバウンティ」「オステオバイフレックス」「ピューリタンズプライド」などのブランドが対象になる。

通期の見通しは据え置いた。オーガニック売上高の増加率が上向くとの見通しを維持し、基調的な営業利益率が16%以上になると予測した。

総売上高は1.8%減の442億スイスフラン(558億ドル)。市場予想は446億フランだった。フラン高で4.7%の悪影響が出た。

ローラン・フレイシェ最高経営責任者(CEO)は、業績不振の事業部門への対応策を講じており、ビタミン・ミネラル・サプリメント事業で競争力のあるプレミアムブランドに注力していると表明した。

同社の値上げ率は2.7%で、市場予想の2.5%を上回った。販売数量は0.2%増と、市場予想の0.4%増を下回った。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏「ドル弱ければ稼げる」、ただ強いドル「好

ワールド

米EU、貿易協定枠組みで今週末合意も 欧州委員長と

ワールド

米加、貿易交渉合意できない可能性 トランプ氏は一方

ワールド

米・イスラエル首脳、ガザ停戦交渉断念を示唆 ハマス
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:山に挑む
特集:山に挑む
2025年7月29日号(7/23発売)

野外のロッククライミングから屋内のボルダリングまで、心と身体に健康をもたらすクライミングが世界的に大ブーム

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 2
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心中」してしまうのか
  • 3
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安すぎる景色」が話題に、SNSでは「可能性を感じる」との声も
  • 4
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 5
    レタスの葉に「密集した無数の球体」が...「いつもの…
  • 6
    機密だらけ...イラン攻撃で注目、米軍「B-2ステルス…
  • 7
    タイ・カンボジア国境で続く衝突、両国の「軍事力の…
  • 8
    アメリカで牛肉価格が12%高騰――供給不足に加え、輸入…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「電力消費量」が多い国はどこ?
  • 10
    羽田空港に日本初上陸! アメックス「センチュリオン…
  • 1
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人口学者...経済への影響は「制裁よりも深刻」
  • 2
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 3
    「マシンに甘えた筋肉は使えない」...背中の筋肉細胞の遺伝子に火を点ける「プルアップ」とは何か?
  • 4
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 5
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家…
  • 6
    「カロリーを減らせば痩せる」は間違いだった...減量…
  • 7
    父の急死後、「日本最年少」の上場企業社長に...サン…
  • 8
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 9
    約558億円で「過去の自分」を取り戻す...テイラー・…
  • 10
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 6
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 7
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 10
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中