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英総合PMI、7月51.0に低下 コスト増で雇用削減加速

2025年07月24日(木)18時20分

7月24日、 S&Pグローバルがまとめた英国の7月の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.0で、6月の52.0から予想以上に低下した。イングランド銀前で5月撮影(2025年 ロイター/Carlos Jasso)

William Schomberg

[ロンドン 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた英国の7月の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.0で、6月の52.0から予想以上に低下した。雇用の削減ペースが加速した。

ロイター調査による予想は51.8だった。

雇用指数は45.1と2月以来の低水準。4月から社会保険料の事業主負担が増えたことが背景。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、需要が低迷する中での人件費高騰が雇用減少につながったと指摘した。

PMI速報は、四半期ベースの成長率がわずか0.1%にとどまったことを示唆し、さらに下振れる可能性があるという。

供給業者のコスト転嫁により販売価格は4月以来初めて上昇が加速した。

サービスPMIは52.8から51.2に低下。製造業PMIは47.7から48.2に上昇。4カ月連続で上昇したが、好不況の分かれ目である50を10カ月連続で下回った。

ロイター
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