ニュース速報
ビジネス

日経平均は続伸、一時4万2000円回復 TOPIX史上最高値

2025年07月24日(木)16時22分

 7月24日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比655円02銭高の4万1826円34銭と続伸して取引を終えた。写真は2024年2月、都内で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比655円02銭高の4万1826円34銭と続伸して取引を終えた。前日の米関税交渉合意を好感する動きが継続したほか、米国株高も支援した。日経平均、TOPIXともに2営業日連続で年初来高値を更新し、日経平均は一時4万2000円を回復、TOPIXは終値で史上最高値を更新した。

日経平均は寄り付きで486円高となった後も上値追いの展開となり、後場には894円高の4万2065円83銭まで上昇した。幅広い業種で買いが広がり、景気敏感株のほか、国内金利の上昇を受けて銀行や保険株にも買いが広がった。前日大幅高となった自動車株の一角は利益確定売りに押された。

市場では「合意内容の詳細や、国内政治の行方といった確認しないといけない材料は少なくないものの、ファンダメンタルズは良好、株高基調は月内まで続くのではないか」(フィリップ証券の笹木和弘営業本部リサーチ部長)との見方があった。

TOPIXは3日続伸し、1.75%高の2977.55ポイントで取引を終えた。史上最高値(2946.6=2024年7月11日)を約1年ぶりに更新した。東証プライム市場指数は前営業日比1.75%高の1532.5ポイント。プライム市場の売買代金は5兆7264億5800万円だった。

東証33業種では、全業種が値上がり。銀行、精密機器、ゴム製品、非鉄金属、機械、サービスなどが値上がり率上位となった。

主力株では、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、リクルートホールディングス、テルモが堅調、アドバンテスト、トレンドマイクロはさえなかった。トヨタ自動車は小幅に反落した。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.34%高の759.48ポイントと3日続伸した。きょうグロース市場に新規上場したフラーは値幅制限の4680円買い気配で終了し、初値は持ち越しとなった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1357銘柄(83%)、値下がりは215銘柄(13%)、変わらずは52銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 41826.34 +655.02 41657.98 41,554.18─42,065.83

TOPIX 2977.55 +51.17 2954.97 2,950.98─2,986.63

プライム市場指数 1532.50 +26.37 1520.77 1,518.93─1,537.02

スタンダード市場指数 1410.14 +6.92 1406.51 1,405.08─1,410.14

グロース市場指数 980.45 +2.59 982.28 977.05─986.25

グロース250指数 759.48 +2.58 760.61 756.45─764.59

東証出来高(万株) 220899 東証売買代金(億円) 57264.58

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏「ドル弱ければ稼げる」、ただ強いドル「好

ワールド

米EU、貿易協定枠組みで今週末合意も 欧州委員長と

ワールド

米加、貿易交渉合意できない可能性 トランプ氏は一方

ワールド

米・イスラエル首脳、ガザ停戦交渉断念を示唆 ハマス
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:山に挑む
特集:山に挑む
2025年7月29日号(7/23発売)

野外のロッククライミングから屋内のボルダリングまで、心と身体に健康をもたらすクライミングが世界的に大ブーム

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 2
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心中」してしまうのか
  • 3
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安すぎる景色」が話題に、SNSでは「可能性を感じる」との声も
  • 4
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 5
    レタスの葉に「密集した無数の球体」が...「いつもの…
  • 6
    機密だらけ...イラン攻撃で注目、米軍「B-2ステルス…
  • 7
    タイ・カンボジア国境で続く衝突、両国の「軍事力の…
  • 8
    アメリカで牛肉価格が12%高騰――供給不足に加え、輸入…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「電力消費量」が多い国はどこ?
  • 10
    羽田空港に日本初上陸! アメックス「センチュリオン…
  • 1
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人口学者...経済への影響は「制裁よりも深刻」
  • 2
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 3
    「マシンに甘えた筋肉は使えない」...背中の筋肉細胞の遺伝子に火を点ける「プルアップ」とは何か?
  • 4
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 5
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家…
  • 6
    「カロリーを減らせば痩せる」は間違いだった...減量…
  • 7
    父の急死後、「日本最年少」の上場企業社長に...サン…
  • 8
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 9
    約558億円で「過去の自分」を取り戻す...テイラー・…
  • 10
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 6
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 7
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 10
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中