バイル首相の財政緊縮計画、「正しい方向」=仏中銀総裁

フランス銀行(中央銀行)のビルロワドガロー総裁(写真)は17日、バイル首相が今週発表した財政緊縮計画について、一部詳細の明確化は必要だが正しい方向に進んでいるとの見方を示した。写真はスイスのダボスで1月撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)
[パリ 17日 ロイター] - フランス銀行(中央銀行)のビルロワドガロー総裁は17日、バイル首相が今週発表した財政緊縮計画について、一部詳細の明確化は必要だが正しい方向に進んでいるとの見方を示した。
バイル氏は15日、来年の財政赤字削減に向けた438億ユーロ(510億ドル)規模の予算圧縮の一環として、2つの祝日廃止と大半の公共支出凍結を提案した。
ビルロワドガロー氏はこれに対し、一部の節約策については依然詳細を文書化し、議会で議論する必要があると述べた。野党はこの対策を直ちに批判した。
ビルロワドガロー氏は記者団に「この重要な留保事項を除けば、全体的には正しい方向に進んでいるようだ。財政の不確実性を軽減し、幾つかの抜本的な改革を推進することで成長を維持しながら、最終的に公的債務を抑制していく方向だ」と述べた。