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米新規失業保険申請7000件減の22.1万件、3カ月ぶり低水準

2025年07月18日(金)05時00分

米労働省が17日発表した7月12日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は7000件減少し、22万1000件となった。マサチューセッツ州ケンブリッジで2022年7月撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)

[ワシントン 17日 ロイター] - 米労働省が17日発表した12日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は7000件減少し、22万1000件となった。4月以来、3カ月ぶりの低水準。ロイターがまとめたエコノミスト予想は23万5000件だった。

自動車メーカーによる夏季の生産調整などの影響で、データに季節的な歪みが生じている可能性があるものの、一時解雇(レイオフ)は歴史的に低い水準にとどまっている。

今回の失業保険申請件数のデータは7月の雇用統計の調査期間と重なっている。

JPモルガンのエコノミスト、アビエル・ラインハート氏は、「引き続き労働市場の安定した成長が示唆された」と指摘。「失業保険申請件数はここ数年間で、正常なレンジ内にとどまっている」と述べた。

一方、7月5日までの1週間の継続受給件数は2000件増の195万6000件。新たな四半期入りしたことが影響した可能性がある。

貿易政策の不確実性を背景に、企業は雇用拡大に慎重になっており、レイオフされた多くの労働者が長期にわたる失業状態を経験している。

ロイター
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