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米下院、暗号法案審議に合意 デジタル資産巡る初の連邦法へ前進

2025年07月17日(木)15時01分

米下院は7月16日、暗号資産(仮想通貨)関連法案に関する重要な手続き上のハードルをクリアした。8日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)

Chris Prentice Douglas Gillison

[ワシントン 16日 ロイター] - 米下院は16日、暗号資産(仮想通貨)関連法案に関する重要な手続き上のハードルをクリアした。デジタル資産を巡る初の連邦法への道が開かれた。

パッケージ法案の構造に対する懐疑派を説得するため、指導部は9時間以上にわたって非公開の協議を行った。

ステーブルコインの連邦枠組みを確立する法案が最初に可決される可能性が高い。暗号業界にとって画期的な勝利となりそうだ。すでに上院で承認されており、下院で可決されれば、トランプ大統領の署名を経て成立する。

ステーブルコインに加え、下院は暗号商品の市場構造ルールを確立する法案を審議する予定。上院ではまだ同様の法案は審議されていない。

保守派が強く支持する3つ目の法案は、連邦準備理事会(FRB)が独自のデジタル通貨を発行することを禁止するもの。現在のFRB指導部はこれまで、そのような構想は考えていないと述べている。

下院共和党のトム・エマー院内幹事は16日遅くにXで、3番目の法案は全体的な妥協案の一環として、別の国防権限法案に添付されるだろうと述べた。

ロイター
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