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日産、米国でのEV生産計画を延期 税額控除廃止で計画見直し
2025年07月09日(水)14時27分

日産自動車は、米国で予定していた電気自動車(EV)の生産を延期する方針。広報担当者が明らかにした。日産の横浜本社で3月撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Maki Shiraki
[東京 9日 ロイター] - 日産自動車は、米国で予定していた電気自動車(EV)の生産を延期する方針。広報担当者が明らかにした。トランプ政権が成立させた減税・歳出法によりEV購入の税額控除が廃止されるため、米国でEV需要の停滞が当面続くとみて計画を見直す。
生産を延期するのは、ミシシッピ州のキャントン工場で予定していた多目的スポーツ車(SUV)のEV2車種。日産による取引先への通知によると、当初は28年から生産を始める予定だったが、28年11月、29年3月へとそれぞれずれ込む見通し。
日産広報は「キャントン工場におけるEVの生産スケジュールを一部見直すという戦略的な決定をした」とコメントした。