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ボーイング、6月の納入は27%増の60機 8機が中国向け

2025年07月09日(水)10時44分

 7月8日、米航空機大手ボーイングは6月の航空機納入機数が60機となり、前年同月(45機)から27%増えたと発表した。写真はボーイングの機体。米ワシントン州シアトルで4月撮影(2025年 ロイター/David Ryder)

[シアトル 8日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは8日、6月の航空機納入機数が60機となり、前年同月(45機)から27%増えたと発表した。このうち8機が米中貿易摩擦収束後、初めて中国に納入された。

内訳は、売れ筋の737MAXが42機、787型機9機、777型貨物機4機、767型機5機。5月の納入は44機だった。

中国政府は4月、米国との間で関税紛争が激化する中、ボーイング機の納入を禁じたが、5月にこの措置を解除し、両国は一時的に高関税を引き下げることで合意した。

ボーイングは長年の製造問題や危機によって多額の負債を抱え、財務安定化に向けて納入機数を増やす必要に迫られている。

6月の新規受注は116機で、内訳は737MAX54機と787型機62機。ボーイングのデータによると、受注活動はボーイング史上6番目に多い月間受注を記録した5月から鈍化した。

上半期の受注は668機で、キャンセルと変更を考慮した純受注は625機となった。

欧州同業のエアバスが同日発表した6月の納入は63機だった。内訳は広胴機A330とA350が合わせて8機、単通路機A320とA321合わせて43機、小型機A220が12機だった。

ロイター
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