米GDP、第1四半期確報値0.5%減 個人消費低迷で改定値から下方修正

米商務省が26日に発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比0.5%減と、改定値の0.2%減から下方修正された。ニューヨーク・マンハッタンのスーパーで2022年6月撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)
[ワシントン 26日 ロイター] - 米商務省が26日に発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比0.5%減と、改定値の0.2%減から下方修正された。個人消費の大幅な下方修正を反映したもので、トランプ米政権が掲げる大規模関税措置に起因する歪みが浮き彫りになった。
個人消費の伸びは0.5%と、改定値の1.2%から下方修正。国内需要の伸びは1.9%と、2.5%から下方修正された。
米経済がマイナス成長に陥るのは2022年第1・四半期以来3年ぶり。2024年第4・四半期は2.4%のプラス成長だった。
今年第2・四半期の成長率について、関税措置を巡り混乱した輸入の流れが落ち着きつつある中、アトランタ地区連銀は3.4%に急回復すると予想している。
第1・四半期の国内総所得(GDI)の確報値は0.2%増。企業利益の上方修正を反映し、改定値の0.2%減から上方修正された。
経済活動のより良い指標とみなされるGDPとGDIの平均は0.1%減に上方修正された。