英消費者信頼感指数、6月は半年ぶり高水準 予想は下回る＝ＧｆＫ

市場調査会社ＧｆＫが２０日発表した６月の英消費者信頼感指数はマイナス１８と、前月のマイナス２０から改善した。写真は５月１５日、ロンドンで撮影（２０２５年　ロイター/Maja Smiejkowska）

[ロンドン ２０日 ロイター] - 市場調査会社ＧｆＫが２０日発表した６月の英消費者信頼感指数はマイナス１８と、前月のマイナス２０から改善した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は横ばいだった。

景気心理の改善を受けて昨年１２月以来の高水準となったが、中東紛争に伴うエネルギー料金上昇の脅威が今後の見通しに影を落としていることが浮彫になった。

指数は長期平均のマイナス１１と、１年前の水準をともに下回っている。

ＧｆＫの消費者インサイト担当ディレクター、ニール・ベラミー氏は「中東紛争の激化を受けて今後数週間にガソリン価格が上昇すると見込まれるとともに、関税の全体的な影響を巡る不確実性が続いていることから、消費者に対する悪影響要素はなお多く存在する」と述べた。

６月は過去と将来の経済状況に関する指数が上昇したが、個人の財政状況に対する信頼感を示す指数は横ばいだった。