クラフト・ハインツ、2027年までに全製品で合成着色料不使用に

　米食品大手クラフト・ハインツは１７日、米国で合成着色料を使用した新製品の導入を即時に中止するとともに、２０２７年末までに既存製品についても合成着色料の使用を止める方針を明らかにした。写真はハインツのケチャップ。ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで２０２４年１０月撮影（２０２５年　ロイター/Dado Ruvic）

[１７日 ロイター] - 米食品大手クラフト・ハインツは１７日、米国で合成着色料を使用した新製品の導入を即時に中止するとともに、２０２７年末までに既存製品についても合成着色料の使用を止める方針を明らかにした。

同社が米国で販売する製品の９０％近く（純売上高ベース）が既に合成着色料を使用していない。

ケネディ厚生長官は数カ月前に、国民の慢性疾患や肥満症などに対処する広範な取り組みの一環として、米国の食品から合成着色料を排除する計画の概要を発表している。

クラフトは現在合成着色料を含有している少数の製品について、必要不可欠でない場合は着色料の使用を止めるか、天然の色素に置き換えると説明している。

同社はまたブランドのライセンス供与先とも協力し、合成着色料を使用しないよう働きかけていると説明した。