スターバックス、業績回復へ新サービスモデル展開加速へ＝ＣＥＯ

　６月１１日　スターバックスのブライアン・ニコル最高経営責任者（ＣＥＯ）は、１０日、ロイターに対し、同社が進める新しい人材配置とサービスモデルの展開を加速させる考えを明らかにした。写真はスターバックスのロゴ。２０２４年６月、メキシコシティで撮影（２０２５年　ロイター／Raquel Cunha）

[１０日 ロイター] - スターバックス のブライアン・ニコル最高経営責任者（ＣＥＯ）は、１０日、ロイターに対し、同社が進める新しい人材配置とサービスモデルの展開を加速させる考えを明らかにした。当初は年末までに米国内の３分の１の店舗への導入を計画していたが、夏の終わりまでに北米の全１万８０００店舗に拡大することを目指すと述べた。

スターバックスは過去数四半期、売り上げが伸び悩んでおり、ニコル氏は「グリーンエプロン」と名付けられたこのモデルが事業立て直し戦略の根幹をなすと説明した。

同モデルは注文処理をより効率的に行うための店内テクノロジーや、ドライブスルー注文専用のバリスタ配置などを柱としている。７００店舗で試験導入したところ、サービス時間の短縮と売り上げ増加が見られたという。

ニコル氏は昨年９月にスターバックスのＣＥＯに就任した。アナリストや投資家は、同氏が事業の立て直しにどの程度の期間を要するのか注視している。過去５年間でＳ＆Ｐ５００種株価指数が８８％上昇する一方、スターバックスの株価は１１％の上昇にとどまっている。