米ボーイング、5月の新規受注は303機 737MAX生産目標達成

米航空機大手ボーイングは10日、5月の受注数は303機だったと発表した。写真はサンパウロで2023年8月撮影(2025年 ロイター/Gabriel Araujo)
[シアトル 10日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは10日、5月の受注数は303機だったと発表した。主力の「737MAX」の生産台数は38機となり、1年以上取り組んできた月間目標を達成した。
受注にはカタール航空による過去最大規模の「787ドリームライナー」130機と大型旅客機「777X」30機が含まれている。5月の787型機の受注は120機で、残りの10機はカタール航空が3月に発注していたが、ボーイングの受注残では10日まで顧客が特定されていなかった。
発注取り消しは3件でネットベースの5月の受注は300機。5月31日時点の受注残は5943台に増えた。
5月の納入数は45機と5カ月連続で40機を上回り、前年同月の24機からほぼ倍増した。
ユナイテッド航空に7機、アラスカ航空に4機など737MAX31機を納入したほか、カタール航空への3機など787型機は7機を納入した。
年初来の納入数は、737MAX機164機を含め220機。
一方、欧州同業のエアバスは年初来、5月の51機を含め243機を納入している。先月は新規受注の発表がなかったが、16日から開催されるパリ航空ショーでいくつかの受注を発表するとみられている。