中国配車・滴滴、第1四半期売上高は前年比8.5%増 回復加速

中国の配車サービス大手、滴滴出行(ディディ・グローバル)が5日発表した第1・四半期決算は、売上高が533億元(74億2000万ドル)と、前年同期比8.5%増加した。北京の本社で2021年撮影(2025年 ロイター/Yilei Sun/File Photo)
[北京 5日 ロイター] - 中国の配車サービス大手、滴滴出行(ディディ・グローバル)が5日発表した第1・四半期決算は、売上高が533億元(74億2000万ドル)と、前年同期比8.5%増加した。業績回復が加速していることが示された。
新たな会計基準の導入により、第1・四半期の純利益は24億元となり、前年同期の14億元の損失から黒字転換した。
中国では経済成長の鈍化にもかかわらず旅行需要に回復の兆しが見られる。国内のサービス利用件数は33億件と、前年同期比10.3%増加した。
滴滴出行は収益の大半を中国国内で生み出しているが、ブラジルやメキシコなど海外市場でも大きな存在感を示している。第1・四半期の国際事業の売上高は前年同期の24億元から30億元に増加した。