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米製造業新規受注、4月は前月比3.7%減 関税駆け込み効果薄れる

2025年06月04日(水)01時17分

米商務省が3日発表した4月の製造業新規受注は前月比3.7%減少した。写真はイリノイ州メンドータのコンバイン工場で2月撮影(2025年 ロイター/Vincent Alban)

[ワシントン 3日 ロイター] - 米商務省が3日発表した4月の製造業新規受注は前月比3.7%減少した。大幅に減少し、関税導入前の駆け込み購入の効果が薄れる中、企業の設備投資は第2・四半期序盤に勢いを失った様子。ロイターがまとめたエコノミスト予想は3.1%減だった。

前年同月比では2.0%増えた。3月は前月比3.4%増と、当初発表から改定はなかった。

トランプ米大統領は、関税は減税を相殺して歳入を増やし、長らく衰退傾向にある米産業基盤を復活させるとみているが、エコノミストの間では労働力不足などの構造的問題により短期的には不可能との見方が強い。

4月は民間航空機の受注が51.5%大幅に減少したほか、自動車・同部品・トレーラーが0.7%、輸送機器が17.1%、電気機器・家電・同部品が0.3%、それぞれ減少。一方、コンピューター・電子製品は1.0%、機械は0.6%、それぞれ増加した。

企業の設備投資計画の指標とされる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は1.5%減少。

コア資本財の出荷も0.1%減少した。

ロイター
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