プーチン氏、イラン核問題仲介に意欲 ロシアの緊密な関係活用

ロシアのプーチン大統領(写真)はイランの核開発計画を巡る交渉を支援するため、ロシアとイランの緊密な関係を活用する用意があるとトランプ米大統領に伝えた。4日の代表撮影(2025年 ロイター/Sputnik)
[モスクワ 5日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領はイランの核開発計画を巡る交渉を支援するため、ロシアとイランの緊密な関係を活用する用意があるとトランプ米大統領に伝えた。ロシア大統領府のペスコフ報道官が5日、明らかにした。
トランプ氏は4日にプーチン氏と電話会談を行った後、イランが核開発計画について決断を下す時間はなくなりつつあると述べた。また、イランは核兵器を保有すべきではないという点でプーチン氏も同意しているとの認識を示した。
トランプ氏によると、イランが交渉を遅らせているものの、プーチン氏は自身が米国とイランの協議に参加することで「この問題の迅速な解決に貢献できる可能性がある」と示唆した。
ペスコフ氏は記者団に対し、「われわれはイランと緊密な関係を築いている。プーチン氏はイランの核問題を巡る交渉の促進に貢献するために、イランとの関係を活用する用意があると表明した」と明かした。
プーチン氏がいつ交渉に加わるのかとの質問に対し、イランおよび米国との対話はさまざまなチャンネルを通じて継続していると述べた。その上で、「プーチン氏は必要に応じて関与できる」との考えを示した。