米国、英国に自動車関税10%から2.5%への引き下げ要求へ=WSJ

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は4月22日、米国は英国に対し自動車関税の10%から2.5%への引き下げを求めると報じた。2021年1月、北アイルランドのベルファストの港湾で撮影(2025年 ロイター/Phil Noble)
[22日 ロイター] - 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は22日、米国は英国に対し自動車関税の10%から2.5%への引き下げを求めると報じた。トランプ政権の草案に詳しい関係者の発言を引用した。
リーブス英財務相は今週ベッセント米財務長官と会談し、対英関税引き下げ・撤廃に向けた貿易協定締結の必要性を訴える予定。
WSJによると、米国は関税引き下げや非関税障壁への対応を求め、牛肉を含む米国農産物の輸入に関する規則緩和も主張する方針。
トランプ大統領は英国からの輸入品の大半に10%、自動車や鉄鋼などの主要分野には25%の関税を課している。
WSJによると、英国が米国の要求を全て受け入れた場合、10%の関税の引き下げを検討するかどうかは不明。
ホワイトハウスのデサイ副報道官は報道について「政権の担当チームは主要貿易相手国との個別交渉に向け猛スピードで作業を進めている。しかしながら、最終的な決定や合意はトランプ大統領が行うことになる」と述べた。