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再送 -EUが米ファイザーRSVワクチン承認拡大、英グラクソ後れを取る

2025年04月02日(水)14時28分

米製薬大手ファイザーは1日、RSウイルス(RSV)感染による下気道疾患を予防する自社開発ワクチン「アブリスボ」について、欧州連合(EU)欧州委員会が販売承認を拡大し、リスクの高い18―59歳の成人使用も可能になったと発表した。 (2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

(見出しの余分な記号を削除しました。)

Maggie Fick

2日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは1日、RSウイルス(RSV)感染による下気道疾患を予防する自社開発ワクチン「アブリスボ」について、欧州連合(EU)欧州委員会が販売承認を拡大し、リスクの高い18―59歳の成人使用も可能になったと発表した。

英同業グラクソ・スミスクライン(GSK)もRSVワクチンを開発しているが、EUから18―59歳向けでは承認を得ておらず、後れを取った形だ。GSKは昨年、英政府との高齢者と妊婦向け供給契約を巡ってファイザーと争った際も敗れていた。

両社とも2020年代終盤までに各種主力薬がジェネリック医薬品(後発薬)との競争に直面する。このため、RSVワクチンの好調な売り上げに期待を寄せている。

両社とも2023年に最大の医薬品市場である米国で販売を開始したが、いずれも24年秋のワクチン接種時期は売り上げが落ち込んだ。

ロイター
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