SHEIN、ロンドンIPOで「10%ルール」免除模索=関係筋

A company logo for fashion brand Shein is seen on a rail of clothing on its Christmas bus as part of a nationwide promotional tour in Liverpool, Britain, December 14, 2024. REUTERS/Phil Noble
Julie Zhu Anousha Sakoui
[香港/ロンドン 16日 ロイター] - 中国発の格安ファッション通販大手「SHEIN(シーイン)」はロンドン市場の新規株式公開(IPO)計画で、株式10%以上を一般に売却する浮動株比率規則を免除するよう規制当局に要請することを検討している。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。
関係者1人によれば、同社はIPOを容易にするためにこのオプションを模索しているという。
認められれば、ロンドン市場で初めて10%ルールを下回る上場になる可能性が高い。
シーインは、6月に英金融行為監視機構(FCA)にロンドン上場を非公開で申請したが、金融規制当局は申請を承認するのに通常より時間がかかっている。
シーインは昨年の資金調達ラウンドで660億ドルと評価された。一方、同社を巡っては労働者の処遇や環境対応に厳しい目が向けられている。当初はニューヨーク上場を目指していたが、米議員の反対などで手続きを進めるのが難しくなり、ロンドンに計画を切り替えた経緯がある。
シーインはコメントを拒否した。