ニュース速報
ビジネス

独VW、インド乗用車生産の提携で具体的な協議=CFO

2024年05月24日(金)11時47分

 5月23日、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のアルノ・アントリッツ最高財務責任者(CFO)は、インドにおける乗用車生産での提携について具体的な協議を進めていると明らかにした。写真は同社のロゴ。ドイツのウォルフスブルクで撮影(2024 ロイター/Fabian Bimmer)

Joseph White Christoph Steitz

[ミュンヘン 23日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のアルノ・アントリッツ最高財務責任者(CFO)は23日、インドにおける乗用車生産での提携について具体的な協議を進めていると明らかにした。ミュンヘンで開催された「ロイター・イベンツ・オートモーティブ・ヨーロッパ」会議での発言。

アントリッツ氏は「非常に良い、極めて具体的な」話になっていると明かした上で「市場という点でも、米中間の規制を巡る不確実性という点でも、インドの可能性を過小評価すべきではない。インドについて私は非常に前向きだ」と述べた。

同氏の発言は米中の貿易戦争が激しくなるリスクと、欧州の大半の自動車メーカーが中国市場に大きく依存していることがもたらし得る影響についての懸念を反映している。

アントリッツ氏は「われわれはさまざまな選択肢を検討するが、ここでは乗用車において手を組む明らかな機会がある」と強調した。

VWは2月、インド自動車大手マヒンドラ・アンド・マヒンドラと、VWの電気自動車(EV)向けオープンプラットフォームの主要部品の使用に関する供給契約を締結した。

VWにとってインドは今のところ小さな市場で、販売台数は10万1553台と、2023年のグループ全体の販売台数の1%強にとどまるが、30年までに同国市場でのシェア5%獲得を目指している。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

再送-イスラエル、ガザ南部で軍事活動を一時停止 支

ワールド

中国は台湾「排除」を国家の大義と認識、頼総統が士官

ワールド

米候補者討論会でマイク消音活用、主催CNNが方針 

ワールド

米石油・ガス掘削リグ稼働数、22年1月以来の低水準
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:姿なき侵略者 中国
特集:姿なき侵略者 中国
2024年6月18日号(6/11発売)

アメリカの「裏庭」カリブ海のリゾート地やニューヨークで影響力工作を拡大する中国の深謀遠慮

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    この「自爆ドローンでロシア軍撃破の瞬間」映像が「珍しい」とされる理由

  • 2

    FRBの利下げ開始は後ずれしない~円安局面は終焉へ~

  • 3

    顔も服も「若かりし頃のマドンナ」そのもの...マドンナの娘ローデス・レオン、驚きのボディコン姿

  • 4

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開する…

  • 5

    米モデル、娘との水着ツーショット写真が「性的すぎ…

  • 6

    森に潜んだロシア部隊を発見、HIMARS精密攻撃で大爆…

  • 7

    なぜ日本語は漢字を捨てなかったのか?...『万葉集』…

  • 8

    メーガン妃「ご愛用ブランド」がイギリス王室で愛さ…

  • 9

    水上スキーに巨大サメが繰り返し「体当たり」の恐怖…

  • 10

    サメに脚をかまれた16歳少年の痛々しい傷跡...素手で…

  • 1

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア

  • 2

    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車の猛攻で、ロシア兵が装甲車から「転げ落ちる」瞬間

  • 3

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思っていた...」55歳退官で年収750万円が200万円に激減の現実

  • 4

    米フロリダ州で「サメの襲撃が相次ぎ」15歳少女ら3名…

  • 5

    毎日1分間「体幹をしぼるだけ」で、脂肪を燃やして「…

  • 6

    カカオに新たな可能性、血糖値の上昇を抑える「チョ…

  • 7

    この「自爆ドローンでロシア軍撃破の瞬間」映像が「…

  • 8

    「クマvsワニ」を川で激撮...衝撃の対決シーンも一瞬…

  • 9

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…

  • 10

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっ…

  • 1

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 2

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 3

    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア

  • 4

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…

  • 5

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…

  • 6

    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 7

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 8

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…

  • 9

    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…

  • 10

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中