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ネスレ、通期の増収率予想を上方修正 利益率見通し引き下げ

2022年07月28日(木)16時07分

7月28日 スイスの食品大手ネスレは28日、通期の増収率(為替変動と事業買収・売却の影響を除く)予想を7─8%に上方修正した。2020年8月、スイス・ローザンヌで撮影。(2022年 ロイター/Denis Balibouse)

[チューリヒ 28日 ロイター] - スイスの食品大手ネスレは28日、通期の増収率(為替変動と事業買収・売却の影響を除く)予想を7─8%に上方修正した。従来予想は5%前後だった。

通期の実質ベースの営業利益率の予想は17.0%前後。従来予想の17.0─17.5%から小幅に引き下げた。

上期の増収率(同)は8.1%と、市場予想の7.4%を上回った。インフレの影響を予想ほど受けず、値上げが奏功した。

純利益は11.7%減の52億スイスフラン(54億2000万ドル)。償却費や税金など一時項目が影響した。同社がまとめた市場予想の58億1500万フランを下回った。

上期の実質ベースの営業利益率は16.9%と、前年同期の17.4%から低下。予想の16.7%をわずかに上回った。

第2・四半期の増収率(同)は8.7%と、前四半期の7.6%から加速。7.7%の値上げなどが寄与した。

ロイター
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