ニュース速報

ビジネス

米テスラのオートパイロット搭載車、警察車両に追突 フロリダ州

2021年09月02日(木)09時57分

9月1日、米道路交通安全局は、運転支援機能「オートパイロット」を搭載したテスラ車がフロリダ州で警察車両に追突する事故が先月28日に起きたと発表した。写真は2016年4月撮影(2021年 ロイター/Lucas Jackson)

[ワシントン 1日 ロイター] - 米道路交通安全局(NHTSA)は1日、運転支援機能「オートパイロット」を搭載したテスラ車がフロリダ州で警察車両に追突する事故が先月28日に起きたと発表した。同社のオートパイロット搭載車による緊急車両を巻き込んだ事故はこれで12件目。

州警察官がオーランドのハイウエーで障害のある運転手を手助けするために停車していたという。追突時に警察官は車外に出ていた。

NHTSAは調査の一環として、テスラに対し8月31日付で質問状を送付。テスラからの回答期限は10月22日。同社が質問に十分な回答をしなかった場合、最大1億1500万ドルの罰金を受ける可能性があるという。

テスラは現時点でコメント要請に応じていない。テスラ株は1日、0.2%安で通常取引を終えた。

NHTSAは先月、テスラが2014年以降に製造した電気自動車(EV)計76万5000台を対象にオートパイロットの正式な調査を始めたと発表していた。

これまでに起きた11件の事故では17人が負傷し、1人が死亡した。19年12月にインディアナ州で発生した事故では、「モデル3」が駐車中の消防車に衝突し、乗客が死亡した。NHTSAによると、11件の事故の大半が日没後に発生していたという。

テスラは7月、一部顧客を対象に「完全自動運転機能(FSD)」という高度運転支援ソフトを提供。ただ、現在の機能は「車両を自動で動かすものではない」と説明している。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

英軍個人情報に不正アクセス、スナク氏「悪意ある人物

ワールド

プーチン大統領、通算5期目始動 西側との核協議に前

ワールド

ロシア裁判所、JPモルガンとコメルツ銀の資産差し押

ビジネス

UBS、クレディS買収以来初の四半期黒字 自社株買
MAGAZINE
特集:岸田のホンネ
特集:岸田のホンネ
2024年5月14日号(5/ 8発売)

金正恩会談、台湾有事、円安・インフレの出口......岸田首相がニューズウィーク単独取材で語った「次の日本」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 2

    「真の脅威」は中国の大きすぎる「その野心」

  • 3

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが...... 今も厳しい差別、雇用許可制20年目の韓国

  • 4

    翼が生えた「天使」のような形に、トゲだらけの体表.…

  • 5

    単独取材:岸田首相、本誌に語ったGDP「4位転落」日…

  • 6

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 7

    「ハイヒールが効率的な歩行に役立つ」という最新研究

  • 8

    こ、この顔は...コートニー・カーダシアンの息子、元…

  • 9

    メーガン妃を熱心に売り込むヘンリー王子の「マネー…

  • 10

    ウクライナがモスクワの空港で「放火」工作を実行す…

  • 1

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 2

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロシア空軍基地の被害規模

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミ…

  • 5

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 6

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 7

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 8

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 9

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 10

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが......…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

  • 10

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中