ニュース速報

ビジネス

FRB、積極的な刺激策の時期でない=サンフランシスコ連銀総裁

2020年12月02日(水)06時27分

12月1日米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、新型コロナウイルス禍からの完全かつ本格的な回復には時間がかかる見通しで、米連邦準備理事会(FRB)は金融緩和の継続を迫られるという見方を示した。同時に、積極的に刺激策を打ち出す時期ではないとも強調した。写真は2018年8月、ワシントンのFRB(2020年 ロイター/Chris Wattie)

[1日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は1日、新型コロナウイルス禍からの完全かつ本格的な回復には時間がかかる見通しで、米連邦準備理事会(FRB)は金融緩和の継続を迫られるという見方を示した。同時に、積極的に刺激策を打ち出す時期ではないとも強調した。

アリゾナ州立大学主催のオンライン昼食会で「インフレ率が数カ月間、2%超に到達したからといって勝利宣言をすることはできない。物価の安定を完全に達成するためには、インフレ率が持続して穏やかに目標を上回る必要がある。それからでなければ雇用も完全とはならない」と述べた。

その上で「コロナ禍からの完全かつ本格的な回復には時間がかかる見通し」だが、「回復が段階的であっても、FRBは確約をもって物価を持続的に目標に導くことが可能」とした。

また、経済は向こう数カ月間、減速する公算が大きいものの、FRBが積極的に景気刺激策を打ち出す時期には至っておらず、現在の政策は「良好」と明言。FRBが月額1200億ドルの資産買い取りプログラムにおいて、長期債の買い取りを増やす可能性はあるが、「FRBの方向性に加え、金融市場をあるべき場所に導くためにFRBが何か違うことを行う必要性を巡って、市場が誤解しているような兆候は見られない」とした。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRB、金利据え置き インフレ巡る「進展の欠如」指

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、FRB引き続き利下げ視野

ビジネス

〔情報BOX〕パウエル米FRB議長の会見要旨

ワールド

イスラエル軍、ガザ攻撃「力強く継続」 北部で準備=
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロシア空軍基地の被害規模

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉起動

  • 4

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 5

    ポーランド政府の呼び出しをロシア大使が無視、ミサ…

  • 6

    米中逆転は遠のいた?──2021年にアメリカの76%に達し…

  • 7

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 8

    パレスチナ支持の学生運動を激化させた2つの要因

  • 9

    大卒でない人にはチャンスも与えられない...そんなア…

  • 10

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」…

  • 9

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 10

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 10

    「誰かが嘘をついている」――米メディアは大谷翔平の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中