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カナダ雇用者数、11月は予想外の7.1万人減 失業率5.9%に悪化

2019年12月07日(土)01時56分

[オタワ 6日 ロイター] - カナダ統計局が6日発表した11月の雇用統計は、雇用者数が7万1200人減少した。ロイターがまとめたアナリスト予想は1万人増だった。また、失業率も5.9%と約1年ぶりの水準に悪化。予想は5.5%の横ばいだった。

正社員の賃金は前年比4.4%増加し、伸びは前月と同水準だった。

フルタイムが3万8400人、パートタイムが3万2800人それぞれ減少。業種別では生産部門が2万6600人減で、製造業は2万7500人減少。サービス部門は4万4000人減り、10月末の総選挙を受け公共機関が2万4900人減少した。

アナリストは、今回の指標がカナダ銀行(中央銀行)に金融政策の再考を迫る可能性があると指摘。RBCのシニアエコノミスト、ネーサン・ジャンゼン氏は、「こうした労働市場の状況が繰り返されれば、中銀は戦略を再考し始めるだろう」と述べた。

指標発表を受け、カナダドルは対ドルで1.3244カナダドルに下落した。

ロイター
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