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世界銀行、2018年春会合で財務基盤強化巡り合意目指す
2017年10月15日(日)18時13分
[ワシントン 14日 ロイター] - 世界銀行グループの報道官は14日、財務能力の強化に向けた新たな方策を講じる計画だとし、2018年の春会合で理事会がこうした方策を巡って合意することを目指すと表明した。
世銀は融資機関である国際復興開発銀行(IBRD)の増資を模索してきたが、米トランプ政権は支援に消極的な姿勢を示している。
世銀は当初、出資国が今回の世銀・国際通貨基金(IMF)年次総会で増資を巡って決定することを目標としていた。しかし世銀・IMF合同開発委員会は14日に発表した共同声明で、世銀に対しあらゆる選択肢を検討するよう指示した。
同委員会は、理事会とマネジメントに対し、世銀グループの財務基盤を強化し一般・特別増資などを含む方策をまとめるため、可能な選択肢をすべて検討し、2018年の春会合で合意を目指すよう求めた。
世銀当局者はこうした選択肢について、一部出資国による特別増資、全出資国による一般増資のほか、所得水準の比較的高い借り入れ国への金利の引き上げや融資資本比率の調整など、出資国の合意が必要ない施策が含まれる可能性があると述べた。
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