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中国の不動産市場、主要な金融リスクの源に=人民銀研究局

2017年09月01日(金)16時05分

 9月1日、中国人民銀行(中央銀行)研究局の徐忠局長は1日、国内不動産市場が主要な金融リスクを生み出しているとの見方を示した。人民銀系のメディアである中国金融が報じた。写真は安徽省で建築中のマンション群。7月撮影(2017年 ロイター/Yawen Chen)

[北京 1日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)研究局の徐忠局長は1日、国内不動産市場が主要な金融リスクを生み出しているとの見方を示した。人民銀系のメディアである中国金融が報じた。

徐局長は、当局として第1、第2級の都市部の不動産市場に対する厳格な管理を継続する意向を示したほか、広範な税制改革に不動産関連の税も含めることを提案した。

具体的には、不動産市場の健全な発展を支援するための長期的なメカニズムの育成が必要だと指摘。不動産バブルの原因については、金融市場の監視が緩いことや地方政府の入札が地価上昇につながっていることを挙げた。また、政府が不動産政策を活用して、幅広い経済発展に影響を与えようとする慣行をやめるべきだとも語った。

さらに、人民銀は将来に備えた中立的な金融政策を維持するとしたが、こういった政策だけで不動産市場の問題が解決すると市場は見込んでいないとも指摘。中国は不動産価格のボラティリティーを抑制するため、住宅ローンの増加に関連する政策を検討すべきだと主張した。

*内容を追加しました。

ロイター
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