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2017年度予算成立、財務相「円滑かつ着実に実施」 消費増税にも言及

2017年03月27日(月)20時50分

 3月27日、一般会計総額97兆4547億円に上る2017年度予算案が参院本会議で成立した。麻生太郎財務相は国会内で記者団に対し「経済の好循環の足取りを確かにするため、予算の円滑かつ着実な実施に取り組む」と述べた。2010年8月撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 27日 ロイター] - 一般会計総額97兆4547億円に上る2017年度予算案が27日の参院本会議で成立した。麻生太郎財務相は予算成立後の同日夜、国会内で記者団に対し「経済の好循環の足取りを確かにするため、予算の円滑かつ着実な実施に取り組む」と述べた。その上で、「さらなる歳出改革で経済環境が出来上がることによって、消費税の値上げをやらせていただく」とし、財政健全化目標の達成につなげる考えを示した。

17年度予算は、1億総活躍社会の実現や働き方改革など、安倍晋三政権が掲げる看板政策について重点的に配分する。一方、財源不足を賄う新規国債発行額は前年度当初と比べて微減させた。

麻生財務相は、多額の借金を抱える現状について「これが膨れ上がっていくというのでは国民としても心配、不安があるだろう」と述べ、経済再生とともに財政再建の両立を図ると強調した。

(梅川崇)

ロイター
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