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三越伊勢丹、今期27%営業減益予想へ下方修正 訪日客の消費減少

2016年10月28日(金)14時06分

 10月28日、三越伊勢丹ホールディングス は、2017年3月期の連結営業利益予想を370億円(前年比11.8%増)から240億円(同27.5%減)に下方修正すると発表した。写真は都内で2007年7月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 28日 ロイター] - 三越伊勢丹ホールディングス <3099.T>は28日、2017年3月期の連結営業利益予想を370億円(前年比11.8%増)から240億円(同27.5%減)に下方修正すると発表した。増益予想から一転して減益予想となる。訪日観光客による消費の減少や衣料品、高額品の売上げ低迷が続いている。

トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト11人の営業利益予測の平均値は310億円となっている。

連結売上高は1兆3600億円から1兆2500億円(同2.9%減)へと引き下げた。期初には、訪日客による免税売上高を前年並みの600億円程度と見込んでいたが、これを引き下げている。滝口一雄コーポレートコミュニケーション担当長は「前年のインバウンドの伸びが大きく、その反動が厳しく出ている」と述べた。

4―9月期の免税売上高を含む国内百貨店売上高は、計画を8%下回っているという。    

同社は、4―6月期決算時には原則として通期見通しを見直さないことから据え置いていたが、通期見通しの下方修正は必至の状況だった。

(清水律子)

ロイター
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