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最近の円高、経済に悪影響もたらす恐れ=黒田日銀総裁
2016年05月03日(火)02時50分
5月2日、日銀の黒田東彦総裁は最近の円高が日本経済に悪影響をもたらす恐れがあるとの認識を示した。写真は2月18日、参院財政金融委員会で撮影(2016年 ロイター/oru Hanai/File)
[フランクフルト 2日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は2日、最近の円高が日本経済に悪影響をもたらす恐れがあるとの認識を示した。また物価目標の達成が危ぶまれるようであれば金融刺激策を拡大する用意があると強調した。
アジア開発銀行(ADB)年次総会出席のためフランクフルトを訪れた総裁は「今のような円高は経済にとって好ましくない影響を与える恐れはある。したがって、こういう市場動向についてはその経済の実体、物価に与える影響を注視していく」と語った。
さらに「2%の物価目標の達成のために必要になれば躊躇(ちゅうちょ)なく追加的な金融政策をとるという姿勢にまったく変わりはない」とした。
黒田総裁の発言を受け、ドルは対円で上げ幅を縮小した。
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