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2025年07月17日(木)08時57分

 7月16日、 イラン国会は、米国との核協議について、前提条件が満たされない段階での再開に反対すると表明した。写真はアラグチ外相。ベイルートで6がつ撮影(2025年 ロイター/Mohamed Azakir)

[ドバイ 16日 ロイター] - イラン国会は、米国との核協議について、前提条件が満たされない段階での再開に反対すると表明した。国営メディアが16日伝えた。

国会は声明で「米国がイランをあざむく手段として交渉を利用し、シオニスト体制(イスラエル)による突然の軍事攻撃から目隠ししようとする場合、決して以前のような協議を行うべきではない。前提条件が完全に満たされない限り、新たな協議は実現し得ない」としている。

声明に具体的な前提条件への言及はない。ただイランのアラグチ外相は以前から、イランへの再攻撃がないとの保証がなければ協議しないとの見解を示している。

イスラエルとイランの「12日戦争」が始まる前、米国とイランはオマーンの仲介で5回にわたる間接協議を実施したが、米国がイランにウラン濃縮計画の放棄を要求し続けて話し合いが行き詰まっていた。

アラグチ氏は先週、ウラン濃縮を阻止するような核合意には応じられないというイランの立場を改めて表明。また弾道ミサイル開発など核以外の問題を議論することも拒否している。

ロイター
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