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三井住友FGの20年3月期当期利益予想は‐3.7% 貸倒引当金増見込む
2019年05月15日(水)19時37分
[東京 15日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が15日発表した2020年3月期当期利益予想は前年同期比3.7%減の7000億円となった。与信関係費用の増加を見込んで減益を予想する。
20年3月期の業務純益は、同1.0%減の1兆1800億円の計画。前期に実施したグループ再編の影響を除けば実質増益になるとした。与信関係費用は、前期の1103億円から2000億円に拡大する計画とした。
会見した太田純社長は業績見通しについて「決して保守的にはみていない。(19年3月期)下期の悪い収益環境を引き継いでおり、経営環境は厳しい」と語った。
与信費用の見通しについては、巡航速度でグループ全体の与信コストを2000億円程度と想定しているとし、これまでは戻り益が発生していたため低位で安定したと説明。「(その状態は)いつまで続くかは想定できない」と語った。
(布施太郎 編集:田巻一彦)
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