元CIA諜報員がウクライナ支援を解き明かす、バイデンの「不作為」と「プーチンの操り人形」トランプ
バイデン対トランプの決戦
いずれにせよ、今年中にどちらか一方が軍事的に決定的な勝利を挙げることはなさそうだ。
「工場戦争」の決着はつかず、ウクライナもロシアも弾薬不足に悩まされ、当面はにらみ合いが続く公算が高い。
しかしバイデン政権の求めた総額600億ドルの追加軍事支援が議会で承認されていないため、今はロシア側が優位に立つ。
ウクライナ側は攻撃より守備に力を入れざるを得ず、ロシアはおそらくウクライナ東部の占領地をそのまま保持できる。
ただしアメリカの追加支援が決まり、長射程の武器弾薬が続々と供給されるようになれば話は別だ。
たいていの戦争は、戦場ではなく交渉のテーブルで終わる。
アメリカの支援再開が遅れれば、欧州では早期停戦を求める声が高まるだろう。
そうなると血に飢えたプーチンはウクライナ全域に猛攻をかけるかもしれない。
だが、それでウクライナ側がひるむとは思えない。
侵略者でファシスト国家のロシアに、あの国の人々が降伏するとは思えない。なにしろ国の存亡が懸かっている。
とはいえウクライナの運命はアメリカの首都ワシントンで決まる。
ウクライナを助けたいバイデン大統領以下の政界主流派と、ロシアに寄り添うトランプと彼を熱烈に支持する共和党の議員団。
この対決の根っこにはアメリカ伝統の孤立主義があるが、アメリカの政治と社会をぶち壊したいプーチンの執拗かつ戦略的な情報戦も効いている。
さて、勝つのはバイデンかトランプか。これはアメリカの、そして世界の未来を懸けた闘いだ。
<本誌2024年2月27日号掲載>
ガザ恒久和平の実現には長期間の忍耐が必要......トランプの性格的にできるのか? 2025.10.15
カーク暗殺の直後から「極左」批判...トランプ政権が完全無視した「都合の悪い真実」とは? 2025.09.29
「会議は踊る、されど進まず」......アラスカの茶番劇でアメリカが失ったもの 2025.08.26
プーチンにコケにされた! トランプの自己愛がウクライナの助け舟になる皮肉 2025.07.26
名古屋が中国からのフェンタニル密輸の中継拠点に? アメリカが日本に向ける厳しい目 2025.07.08
戦術で勝って戦略で負ける......イスラエル軍事作戦の勝因と限界 2025.06.28
次期アメリカ大統領選でユダヤ系大統領は誕生するのか? 2025.06.14
-
外資金融機関での施設警備/夜勤あり/経験スタッフ/シフト制/経験者/未経験
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 月給35万円~37万円
- 正社員
-
外資金融機関での施設警備スタッフ年収472万可能/夜勤あり/高時給/賞与支給/サポート体制万全/経験OK
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 年収442万4,000円~472万円
- 正社員
-
外資金融機関での施設警備員年収472万可能/警備経験/未経験者/稼げる仕事/賞与支給
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 年収442万4,000円~472万円
- 正社員
-
外資金融機関での施設警備スタッフ/未経験者/経験者歓迎
株式会社G4S Secure Solutions Japan
- 東京都
- 月給35万円~37万円
- 正社員