力の誇示を控えてきたインドに変化...国民は自信を強め、「大国」への野心を見せ始めた
インドという国家の在り方も変わりつつあるのかもしれない。旧宗主国イギリスは、インド人が自国の統治を受け入れる限り、彼らがどんな宗教を信じようとほとんど気にしなかった。独立後のインドで長らく政権の座にあった国民会議派は、あらゆる宗教を受け入れる世俗国家を目指した。
だが14年以降、モディ政権とBJPはヒンドゥー至上主義的な政策を何度か打ち出している(インドの人口はヒンドゥー教徒80%、イスラム教徒14%)。これらの政策は議論を呼んだが、モディは有権者の67%から支持されている。
私は首相の占星術師と会った経験がある。うっかり聖なる牛のふんを踏んでしまったこともある。だが同時に、インドの急速な近代化も目の当たりにした。私が話をした経営者や科学者は、今後数十年以内にインドは世界有数の大国になると確信していた。
死と再生を無限に繰り返す輪廻を説くヒンドゥー教の教えは正しいのかもしれない。だが今のところ、インドは成長と国力上昇が加速するサイクルにいる。

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