
ベトナムと日本人
ベトナムの若者に人気の日本ポップカルチャー(1)
日本アニメとマンガは共通言語
ベトナムの若者にとって、日本アニメとマンガは欠かせない存在です。私は中学・高校・大学で日本語を教えた経験から、学生たちに『ドラえもん』や『名探偵コナン』といった定番作品から、『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『チェンソーマン』『スパイファミリー』など最新作まで幅広く人気があることを目の当たりにして来ました。今年は『鬼滅の刃』、『チェンソーマン』の新作映画がベトナムの映画館で上映され人気を博している。クラスの休み時間にはマンガを回し読みする学生がいて、日本の学校と同じような光景が繰り広げられています。アニメの話題は学校やカフェでの会話に登場し、キャラクターを通じて友人同士の絆を深める"共通言語"となっています。
アニソンからJ-POPに繋がる浸透
YouTubeやTikTokの普及により、JーPOPは瞬く間にベトナムへ広がりました。LiSAやAimerなどアニメ主題歌を歌うアーティストは特に人気で、若者たちのスマホの中にはアニソンで知ったJ-POPのお気入り曲が入っています。Youtubeでは日本語が分からなくても聞きながら口ずさんで、若者の日常に自然に入り込んでいます。
コスプレとイベントの盛り上がり
ホーチミン市では毎年「ジャパンフェスティバル」、ホーチミン市・ハノイ市では毎月のようにアニメイベントが開催され、多くの若者がショッピングモールなどの会場にコスプレ姿で集まります。他国と同じように、ベトナムにおいてもコスプレは単なる趣味にとどまらず、自己表現の手段として認識され、SNSを通じてさらに広がりを見せています。
ファッションとライフスタイルへの影響
ユニクロや無印良品の進出で、瞬く間に日本のシンプルで機能的なスタイルが若者の日常に浸透しました。さらに、原宿系ストリートファッションやアニメキャラを取り入れたファッションも人気で、日本のファッションスタイルは若者のライフスタイル全般にも影響を与えています。
まとめ 日本ポップカルチャーが愛される理由
それは日本のアニメの友情・努力・家族愛といった普遍的テーマが、ベトナムの若者の心に響いているからです。そしてシンプルで機能的な日本のファッションはベトナムの新時代を生きる自己の日常に、当然のモノとして気に入られ取り入れられる。日本のポップカルチャーは、彼らにとっては一時的、または表面劇な娯楽を超えた「生き方・考え方のヒント」であり、未来へのインスピレーションであるのです。
(2)ではさらに人気のコンテンツについて深掘りします。
▪️本記事の執筆者・ヨシヒロミウラは、
ベトナムおよび東南アジアを軸に、社会・経済・文化の変化についての考察を
個人サイト yoshihiromiura.comにて継続的に発信しています。

- ヨシヒロミウラ
北海道出身。ベトナム在住。武蔵大学経済学部経営学科卒業(マーケティング)。日本とベトナムを行き来する食、教育、人材等のビジネスの現場に関わりながら、現在進行形のベトナム社会を主なフィールドとし、アジア都市の経済・制度・文化の相互作用を観察し、思考、日本語で記録している。
個人ブログ:yoshihiromiura.com
X:@ihiro_x






















































