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平野美紀|オーストラリア

【WBC】府中はホーム!オーストラリア野球代表チームのあふれる日本愛

新しくなった府中市民球場に掲げられたオーストラリア野球代表チーム歓迎のメッセージ。(The Australian Baseball Federation)

野球の世界大会=ワールドカップともいえる「WBC(WORLD BASEBALL CLASSIC™)」が、3月5日から始まる。東京ドームが会場となる「プールC」の開幕戦は、3月5日のオーストラリア vs 台湾戦だ。

2月16日、このWBC予選参加に合わせ、オーストラリア代表チームが府中に到着した。オーストラリア代表チームは、世界大会で度々会場となる東京を訪れる際、パートナシップを結んでいる府中市に滞在するのだ。

府中は「ホーム」

オーストラリア代表チームの選手はもちろん、関係者たちは皆、府中市を「ホーム」と呼ぶ。彼らを快く受け入れ、街中にオーストラリアの国旗とチーム旗が掲げられているのを目にし、「帰ってきた!」と表現する選手も多いそうだ。

本番までの間、府中市民球場を借りて練習し、大会出場に備えるのはもちろん、府中をベースに東京滞在を満喫するのがオージー選手達の密かな楽しみなのだという。

公式SNSでは、府中に滞在し、日本の食や文化を楽しむ様子を毎日投稿。リラックスして滞在、練習ができる環境に感謝し、あふれんばかりの『日本愛』・・・いや、『府中愛』を隠さず表現しているのがほほえましい。

今年1月にアップグレード工事を終えた府中市民球場についても、「どれほど素晴らしいことであるか」を説明する長文記事を公式サイトへ掲載するほど、府中への感謝と愛が止まらない。

府中市側の歓迎、サポートも熱い!

オーストラリア代表チームがプレーする試合へ市民を招待したり・・・

府中駅にある「プロント 183 FUCHU FAN ZONE with PRONTO」では、オーストラリア一応援企画を開催してくれるなど、府中市民の皆さんにも温かく迎え入れられている様子が伝わってくる。

こうしたオーストラリア代表チームと日本のファンたちとのほほえましいやり取りの様子が、スポニチでも記事になるほど。

来日する度に、日本語でメッセージを発信し、日本人ファンの心をガッチリ掴んでいくオーストラリア野球代表チームの公式SNS。あの糸井重里氏も「ツイッターのこういう使い方、いいなぁ。」と思わず感嘆の声を上げたほどだ。

オーストラリアのプロ野球リーグ ABL、存続の危機

しかし、オーストラリアの野球人気は、下降線をたどる一方・・・と言っても過言ではない状況で、豪プロ野球リーグ ABL自体が存続の危機にある。

私は、このコラムでも何度かオーストラリアに野球が根付かないことを嘆いてきたが、日本におけるオーストラリア野球代表チームへ贈られる熱い視線を見る度に、まだ諦めなくていいんじゃない!?と思えてくる。

一方で、オーストラリア代表チームもベテラン選手が多く、高齢化が目立ってきているようにも感じる。MLB全米ドラ1として注目されたトラヴィス・バザーナ選手(ガーディアンズ傘下)だけでなく、若い選手がどんどん出て活躍して、オーストラリアの野球を盛り上げていってほしい。

とりあえずは、野球を愛するオージーたちのWBCでの奮闘に期待!〈了〉

 

Profile

著者プロフィール
平野美紀

6年半暮らしたロンドンからシドニーへ移住。在英時代より雑誌への執筆を開始し、渡豪後は旅行を中心にジャーナリスト/ライターとして各種メディアへの執筆及びラジオやテレビへレポート出演する傍ら、情報サイト「オーストラリア NOW!」 の運営や取材撮影メディアコーディネーターもこなす。豪野生動物関連資格保有。在豪23年目。

Twitter:@mikihirano

個人ブログ On Time:http://tabimag.com/blog/

メディアコーディネーター・ブログ:https://waveplanning.net/category/blog/

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