
ベトナムと日本人
ベトナム ホーチミン市の二つの日本町|レタントンとファンビッチャンの違いを徹底解説!(1)
ホーチミン市の2つの日本人街
ベトナムのホーチミン市で「日本人街」と聞くと、真っ先に思い浮かぶのがレタントン通り周辺です。しかし近年は、ファンビッチャン通りも「第二の日本人街」と呼ばれ、日本人・外国人や現地のベトナム人に注目されています。それぞれの街には特色があり、訪れる目的や楽しみ方も異なります。
レタントン通り|世界一の「日本町」

レタントンは長年にわたり、日本人駐在員や観光客に親しまれてきたエリアです。「ヘム」と呼ばれる路地の中に居酒屋、寿司屋、焼き鳥屋、ラーメン店、バー、カラオケなど、日本語の看板が並ぶ光景は「ミニ東京」のよう。「ミニ東京」ですが世界一大きな日本国外の「日本町」なのです。夜になると提灯の灯りがともり、活気ある雰囲気に包まれます。
また、日本食材の専門店や日系コンビニ、日系マッサージも充実しており、仕事帰りの一杯や同僚との懇親会など、駐在員の社交場としての役割も担っています。外国人観光客にとっても「日本文化を手軽に味わえるスポット」として人気が高いのが特徴です。
ファンビッチャン通り|新しい日本人街


第二の日本人街、ファンビッチャン通り。
一方のファンビッチャンは、ホーチミン中心部からサイゴン橋を渡った先に位置しています。ここの周辺は近年再開発が進み、高層アパートやオフィスビルが立ち並ぶ新興エリア。その一角のベトナム人エリアの中にここ数年で急激に日本食レストランや居酒屋が集まり(長年営業しているお店もあるが)、「第二の日本人街」として注目を集めています。街並みが広く自動車やバイクが行き交っている。ファンビッチャンの日本食レストランへ行く場合、目当ての飲食店へタクシーで行き、会計が終わるとまたタクシーに乗るといった行動が目立つ。寿司店、居酒屋、焼き鳥屋などの飲食系が多く、ガールズバーやカラオケが少ない(それが良いところという声は多い)。
雰囲気と客層の違い
レタントンはどちらかというと「仕事帰りの駐在員や出張者、観光客が集まる夜の繁華街」のイメージが強いのに対し、ファンビッチャンは「落ち着いた雰囲気の日本人駐在員向けの新しい食文化エリア」と言えます。
レタントンは日本人と日本食を求める外国人が多く、日本語を話したいベトナム人との出会いも多い。ファンビッチャンは街自体はベトナム流だが、急速に増えた日本食レストランはまだ点在している状態。しかし日本人向けの店が多いため、味と店内の雰囲気はより日本に近いし、日本と同じと言える店も多い。
どちらに行くべきか?
「昔ながらの賑やかな日本町を体験したい」ならレタントン。
「落ち着いた雰囲気で仲間と日本食を楽しみたい」ならファンビッチャン。
目的や気分によって訪れる街を選ぶのがおすすめです。
まとめ
ホーチミン市には二つの日本人街があり、それぞれに異なる魅力があります。レタントンは歴史と賑わい、ファンビッチャンは新しさと洗練。どちらも日本文化とベトナムの活気が融合した特別な場所です。訪れた際には、ぜひ両方の街を歩き比べ、その違いを肌で感じてみてください。
(2)では具体的にそれぞれの街のヨシヒロミウラおすすめのお店を紹介します。
▪️本記事の執筆者・ヨシヒロミウラは、
ベトナムおよび東南アジアを軸に、社会・経済・文化の変化についての考察を
個人サイト yoshihiromiura.comにて継続的に発信しています。

- ヨシヒロミウラ
北海道出身。ベトナム在住。武蔵大学経済学部経営学科卒業(マーケティング)。日本とベトナムを行き来する食、教育、人材等のビジネスの現場に関わりながら、現在進行形のベトナム社会を主なフィールドとし、アジア都市の経済・制度・文化の相互作用を観察し、思考、日本語で記録している。
個人ブログ:yoshihiromiura.com
X:@ihiro_x






















































