ワニに襲われ女性が死亡...カヌー転覆後に水中へ引きずり込まれる

カヌー中に突然のワニ襲撃(写真はイメージです) David Clode-Unsplash
<フロリダ州の川で起きたワニの襲撃事故。カヌーが転覆した直後、女性は胴体をかまれ、水中で「デスロール」攻撃を受けた>
5月にフロリダ州で発生したワニによる死亡事故について、新たな詳細が明らかになった。この件では、61歳のシンシア・ディケマさんがカヌー中に襲われ命を落とし、今回の続報で事故の経緯がさらに詳しく伝えられている。
【動画】「デスロール」で水中へ...カヌー中、ワニに襲われた女性
FOXによれば、事件が起きたのは5月6日、フロリダ州ポーク郡タイガー・クリーク河口付近。水深約75センチの場所に潜んでいた全長約3.5メートルのワニの上を、シンシアさんと夫のカヌーが通過し、転覆したという。
当局によると、シンシアさんは水中でワニに胴体をかまれ、いわゆる「デスロール」と呼ばれる回転攻撃によって水中に引きずり込まれた。夫のデイヴさんが懸命に救助を試みたが、シンシアさんはその後遺体で発見された。
フロリダ魚類野生生物保護委員会(FWC)のエバン・ラスコウスキー主任によれば、「彼女は一時的にワニの上に乗るような形になっていた」。
現地には野生動物当局のほか、有害ワニ捕獲の専門業者も出動し、現場からワニを捕獲・排除したという。
ディケマさんはミシガン州ポーポー出身で、夫、2人の子ども、2人の孫を残してこの世を去った。追悼文では、「彼女は内面も外見も美しく、無条件の愛で人々を包んでいた」と記されていると報じられている。

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