最新記事
カシミール

インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度

How India's and Pakistan's Armed Forces Compare, as Nuclear Fears Grow

2025年5月1日(木)17時19分
アンドリュー・スタントン
インドの地対空ミサイルシステム「アカシュ」

インド共和国記念日の軍事パレードに登場した地対空ミサイルシステム「アカシュ」(1月26日、ニューデリー) Naveen Sharma / SOPA Images via Reuters Connect

<インドとパキスタンには大きな戦力差があるが、それが逆に核のボタンへの誘惑を強めることも>

インドとパキスタンの間で緊張が高まり、両国の核戦争への懸念が強まっている。共に核保有国であり、紛争の行方によっては核使用も懸念される両国の通常戦力は、単純な比較ではインド優位だが、それがパキスタンを追い詰める可能性もあると専門家は指摘する。

本誌は、インドおよびパキスタンの外務省にコメントを求めている。

インドとパキスタンは、北部国境地帯のカシミール地方の帰属を巡って対立し、3度にわたり戦争を繰り返してきた。4月22日、インド支配下のジャムカシミール・パハルガムでイスラム過激派による銃撃事件で26人が犠牲になると、両国間の緊張は再び頂点に達した。

犠牲になったのは、ほとんどがインド人の観光客。インド政府はこの事件を「テロ」と位置づけ、パキスタン政府の関与を主張。パキスタンはこれを否定している。事件の犯行声明を出したのは、パキスタンのテロ組織ラシュカレ・トイバの分派「抵抗戦線」で、観光客が「不法に定住しようとした」と非難した。

パキスタンの情報相アタウラ・タラルは24日、X(旧ツイッター)に「信頼できる情報源によれば、インドは今後24~36時間以内に軍事攻撃を開始する可能性がある」と投稿した。

展覧会
「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) 鑑賞チケット5組10名様プレゼント
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:カジノ産業に賭けるスリランカ、統合型リゾ

ワールド

米、パレスチナ指導者アッバス議長にビザ発給せず 国

ワールド

トランプ関税の大半違法、米控訴裁が判断 「完全な災

ビジネス

アングル:中国、高齢者市場に活路 「シルバー経済」
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界がうらやむ国」ノルウェーがハマった落とし穴
  • 4
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 5
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 6
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 7
    「人類初のパンデミック」の謎がついに解明...1500年…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 10
    「体を動かすと頭が冴える」は気のせいじゃなかった⋯…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 7
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 8
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 9
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 10
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中