最新記事

英王室

シャーロット王女は普通に就職し、フルタイムで働く王族にはならない

2023年3月2日(木)18時13分
田中ゆう

エリザベス女王の葬儀に臨むシャーロット王女 YouTube/The List

英王室は5月6日に執り行われるチャールズ3世の戴冠式に向け大忙しだが、その前の5月2日にはシャーロット王女の8歳の誕生日も控えている。

昨年、7歳の誕生日には念願のポニーが両親から贈られた。シャーロット王女は度々、生前のエリザベス女王にそっくりだと言われてきたが、馬好きも引き継いだようだ。

●7歳のシャーロット王女。母キャサリン妃が撮影するポートレートは毎年恒例。


エリザベス女王さながらの貫禄は初めてのカーテシーからも伺える。2017年には「わずか2歳で、シャーロット王女はすでに王室公務のプロ」と、報じられた。

シャーロット王女は「公務のプロ」 監視カメラが捉えた初お辞儀

ロイヤルの素質十分と言えるシャーロット王女の将来について関心は高まる。

英デイリーメールの王室レポーターでコラムを執筆しているリチャード・エデンは、シャーロットは、フルタイムで働く王族ではなく、一般人同様に仕事に就くと予想する。

これは、チャールズ国王が以前から主張する「王室の合理化、またはスリム化」ビジョンに則ったもので、ウィリアム皇太子も、歴史が繰り返されないよう望んでいるという。

「私が聞いたところでは、皇太子夫妻は、7歳のシャーロットがフルタイムの王室として生きるのではなく、仕事を得ることを期待しています」とエデン氏。エリザベス女王の「スペア」であるマーガレット王女(2002年2月9日没)が現役だった過去の世代からの大きな変化だとしている。

現在の国王チャールズには、アン王女、アンドルー、エドワード王子の3 人の兄弟がいるが、全員が「王室勤務」だ。(アンドルーは2022年1月13日に王室の地位を失ったが)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EUと米、ジョージアのスパイ法案非難 現地では抗議

ビジネス

EXCLUSIVE-グレンコア、英アングロへの買収

ワールド

中国軍機14機が中間線越え、中国軍は「実践上陸訓練

ビジネス

EXCLUSIVE-スイスUBS、資産運用業務見直
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 2

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロシア空軍基地の被害規模

  • 3

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 4

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 5

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 6

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 7

    「TSMC創業者」モリス・チャンが、IBM工場の買収を視…

  • 8

    中国のコモディティ爆買い続く、 最終兵器「人民元切…

  • 9

    「複雑で自由で多様」...日本アニメがこれからも世界…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 5

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 8

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 9

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 10

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 10

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中